無教会研修所


「聖書学習講座」の基本方針

 無教会研修所は1992年に、いまは亡き関根正雄、高橋三郎両先生の主導のもと、聖書学と神学を中心とした学びの場として発足しました。以来、NPO法人今井館教友会からもご支援をいただきながら、開かれた「聖書学習講座」を開設し、紀要『無教会研究』を刊行して、今日に至っています。21世紀になりましてからは、無教会が目に見えない「キリストの体」であるエクレシアに連なることをより強く自覚し、教会に所属する先生方にも講師陣に加わっていただきました。

 無教会とは、聖書を重んじた内村鑑三が自らのキリスト教信仰の立場に名づけた名称です。当研修所もその伝統を受け継ぎます。しかし、内村鑑三自身がそうであったように、これを教派的立場として掲げることはありません。むしろ、特定の神学的立場にはとらわれず、学究的であることを大切にいたします。したがいまして、聖書と聖書に基づく思想や文化や歴史に関心を抱くすべての方々に参加いただけます。聖書ヘブライ語や新約聖書のギリシア語を学ぶ機会も設けてゆきます。

 先行きがますます不透明になりつつある時代であればこそ、キリスト者にとって、自己を見つめ、社会を見つめ、歴史を振り返りつつ、キリスト教信仰の現代的意義を見きわめることが肝要である、と私たちは考えます。そのためにも、聖書を学び、現代神学に触れ、21世紀にふさわしい聖書の使信とキリスト者のありかたを受講者の皆さまとご一緒にしっかり考えてゆきたく思います。


2024年1月


 無教会研修所運営委員会
代表 月本 昭男

鷲見誠一 坂内宗男
加納孝代 阿部光成
田中健三 小舘美彦
宮崎文彦 知久雅之